補聴器と集音器の違い

補聴器と集音器って何が違うの?

「通販で1万円ぐらいで売ってるよね」
「音が大きく聞こえるようになるものだから一緒でしょ?」
そんな声をよく聞きます

「補聴器」と「集音器」は音を大きくする点は同じですが、仕組みや機能が全く異なります。
「聞こえにくくなった」といっても全ての音の高さ(周波数)が均一に落ちている訳ではありません。
「補聴器」は聴力に応じて、聞こえにくい音はより大きく、難聴が軽度な場所は少なめに音を増幅します。

また補聴器をつける上で不安に感じる「雑音」を抑える機能、言葉の聞き取りをサポートする機能、突発的な大きい音の増幅を抑える機能などきこえを快適にするための様々な機能が搭載されています。

「集音器」は全ての音を一律で大きくします。
そのため必要ない音も大きくなり耳障りに感じたり、耳にダメージを与える(音響外傷)こともあります。
機能も音を増幅するのみで非常にシンプルなものが多いため安価で販売されているのです。

その他の違いとして、「集音器」は家電として扱われます。
「補聴器」は厚生労働省の認定を受けた「管理医療機器」であり効果・安全性の基準をクリアしたものです。
そんな「補聴器」も耳に合わせて調整出来なければ、結局使わないままタンスの肥やしに…という話もよく聞きます
補聴器の調整(音の増幅具合・機能の設定)は検査を繰り返し時間をかけて少しずつ行っていく必要があります。

そのため当センターではカウンセリングしながら補聴器の調整を繰り返し、試聴をして頂きます。
また、他店で購入された補聴器の調整も承ります。
まずは1度ご相談ください。