難聴の予防について

この夏からACジャパンによる難聴啓発のCMが始まりましたね。
WHOは認知症のリスク因子の一つに加齢性難聴を挙げています。
また、日本の方針でも健康長寿を目指すために良好なコミュニケーションを維持することが重要視されています。
難聴は認知機能の低下だけでなく、社会的な孤立、うつ、不安、生活の質の低下など様々な不利益と関係しています。
聞きかえしや聞きまちがいが多くなった、テレビの音量が以前よりも大きくなったなどの変化がありましたら、まずは聴力検査を受けましょう。

難聴の予防の一つとして、抗炎症作用や抗酸化作用のもつ食事の効果が報告されています。
テレビなどでよく耳にする伝統的な地中海食は、酸化ストレスから身を守る効果が示されています。
地中海食とは、全粒の穀物、緑黄色野菜、果物、豆類・ナッツ、きのこ類を多く食べ、赤肉の摂取は少量で魚介類が多く、油はオリーブオイルが主体です。

難聴は早めの対策が肝心です。
生活の中で聞き取りにくさを感じたら、まずは耳鼻科を受診しましょう。