聴力検査でわかるあなたの「聴力」

補聴器を検討・調整するうえで欠かせない「聴力検査」
その聴力検査の結果をグラフで表したものを「オージオグラム」といいます。

「聴力が落ちてきましたよ」
「補聴器が必要なレベルです」
と言われても実際にはどの程度の難聴なのか分からなかったり、難聴の自覚が全くない方も多いです。

検査結果の見方が分かれば自分の聴力を把握でき、納得したうえで補聴器を検討することができると思うので今回は「オージオグラム」の見方をご紹介します。

まず、グラフの縦軸は音の大きさ、横軸は音の高さ(周波数)です。

縦軸の音の大きさ(単位:㏈【デシベル】)は上に行くほど音が小さく、下に行くほど大きくなります。

横軸の音の高さ(単位:Hz【ヘルツ】)は左が低い音で右に移動するほど高い音になります。

日常会話の音域は250Hz~4000Hzの間で大きさは約60㏈といわれています。

丸印で示されているものが「右耳」の聴力で、バツ印が「左耳」の聴力になります。
この二つは「気導聴力」と呼ばれるものです。
皆さんが思っている「聴力」はこの気導聴力が該当します。

次に「コ」のマークですが右側が開いているものが「右耳」左側に開いているものが「左耳」の「骨導聴力」になります。
簡単に言えば「骨に伝わる聴力」です。

病院で聴力検査を受けた際には結果のコピーを貰い、自分の今の聴力を把握してみてはいかがでしょうか?